【1月10日 AFP】スペイン1部リーグに所属する世界最優秀選手のリオネル・メッシ(Lionel Messi)は、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のECバイーア(Esporte Clube Bahia)にとっては手が届かない存在かもしれない。ならばとバイーアは、代わりにメッシのいとこ2人と契約を結んだ。

 バイーア(Bahia)州の州都サルバドール(Salvador)に本拠地を置くこのチームは9日、メッシのいとこであるマキシ・ビアンクッキ(Maxi Biancucchi)とエマヌエル・ビアンクッキ(Emanuel Biancucchi)の兄弟を新たに迎え入れたことを派手に発表し、2人がメッシとともに写っている写真を公式ウェブサイトに掲載した。

 エマヌエルは25歳のMFで、前シーズンはパラグアイのオリンピア・アスンシオン(Club Olimpia Asuncion)でプレーした。オリンピアは試合に敗れはしたものの、アトレチコ・ミネイロ(Clube Atletico Mineiro)とのリベルタドーレス杯2013(Copa Libertadores de America 2013)決勝に進出している。

 ドイツ・ブンデスリーガ2部の1860ミュンヘン(1860 Munich)でプレーした経験も持つエマヌエルは、バイーアと1年契約を結び、クラブからは「ずば抜けたプレースキックを持つ」と紹介されている。

 一方、29歳になる兄のマキシは3年契約を結んだが、こちらはバイーアのライバルであるECヴィトーリア(Esporte Clube Vitoria)からの加入となるため、新しい環境に馴染むのが困難となるかもしれない。マキシは2013年、ヴィトーリアで合計17得点を挙げた。

 マキシはリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)に本拠地を置く強豪フラメンゴ(Flamengo)に在籍していたこともある他、パラグアイやメキシコでのプレー経験もある。(c)AFP