【1月10日 AFP】米自動車大手フォード・モーター(Ford Motor)は、屋根全面を太陽光発電ユニットで覆った充電可能なハイブリッド車(HV)のコンセプトモデル「C-MAXソーラー・エナジー(C-MAX Solar Energi)」を、米ラスベガス(Las Vegas)で開催中の世界最大級の家電見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(International Consumer Electronics ShowCES)」で披露した。

 屋根に取り付けられた特殊な太陽光ユニットは、東から西へと太陽の動きを追い、集光レンズのように太陽光を集める。1日当たり充電4時間分の電力を得ることができ、ガソリン使用量を減らせる上に充電ステーションへの接続も必要なくなるという。

 推定燃費はガソリン1ガロン当たり100マイル(1リットル当たり約42キロ)。一般的な自動車と比べ、温室効果ガスの年間排出量を4トン減らせるという。

 C-MAX ソーラー・エナジーはフォード、カリフォルニア(California)州に拠点を置くサンパワー(SunPower)、米ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)が共同開発した。(c)AFP