【1月9日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は8日、国際宇宙ステーション(International Space StationISS)の運用期間を4年延長し、少なくとも2024年まで継続する方針を発表した。国際研究や科学技術協力を推進するためという。

 1998年に運用を開始したISSは、2020年までの運用が予定されていた。NASAのほかロシア宇宙庁(Roscosmos、ロスコスモス)、カナダ宇宙局(Canadian Space AgencyCSA)、欧州宇宙機関(European Space AgencyESA)、そして日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が協力し、ISS内では薬剤耐性菌や宇宙の起源、宇宙開発など多岐にわたる研究が行われている。

 NASAの担当者によると、ISSの運用期間が延長されるのはバラク・オバマ(Barack Obama)政権下で2度目。耐用年数の面では、ISS本体や搭載機器類は2028年まで使用可能だが、運用・保守には年間30億ドル(約3150億円)の費用がかかるという。(c)AFP/Kerry SHERIDAN