「悪ふざけ好き」を自称するローレンスさんによれば、友人たちからは「いつも裸のローレンス」と認知されているという。「もし可能ならばもっと奇妙な場所にだって」これまでも入ってきたと語る。

 洗濯機にはまった最初は「ほんの少しだけ」パニック状態になったが、友人に電話をかけて自分の苦境を語り、たばこを持ってきてくれないかと伝えたという。

「『マジなの?』と彼女が言うから、私は『ああ、君が消防隊員か何かを呼ぶことになるだろうね』『ママかパパに言ってグラインダーを手に入れて、(洗濯機を)真っ二つにしてくれ』と伝えたよ」

 到着した救助隊員たちの大半は衝撃を受け、「多くの人たちが自分の目で確かめようと洗濯機をとり囲み、畏怖の表情で立ち尽くしていた」という。

 救助隊員らは石けんやローションなどを使った後、オリーブ油にたどり着いた。「洗濯機を横倒しにしたらうまくいくかもしれないと教えたよ。そうするやいなや、私は床に滑り落ちた」

「まるで出産のようだった」

 ローレンスさんは「いいオリーブ油を使われたことにかなりがっかりした」と付け加えた上で、救助隊員らへの感謝の意を述べた。(c)AFP