米NYで元警官ら106人起訴、「9.11で精神障害」などと不正受給
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【1月8日 AFP】米ニューヨーク(New York)の元警察官や元消防士80人を含む106人が、不正に障害給付金を受け取っていたとして7日に起訴された。その多くは、2001年9月11日の米同時多発テロ事件で精神疾患になったと偽っていた。
被告らは重度の精神障害やその他の疾患で全く働くことができないとして、税金を利用して創設・運営されている社会保障制度を悪用。数十年にわたり、障害給付金を不正に受け取っていたとされる。
裁判所の資料によると、被告らは実際にはヘリコプターを操縦したり、ラスベガス(Las Vegas)でブラックジャックを楽しんだりするなど、通常の生活を送っていた。
障害給付金を受給しながら総合格闘技のインストラクターをしていたある被告は、毎年3万~5万ドル(約315~520万円)の給付金を請求していたという。また、中には1人で総額50万ドル(約5250万円)を不正に受給していた被告もいた。
サイラス・バンス(Cyrus Vance)マンハッタン(Manhattan)地区主席検事は声明で、「不正受給者の多くは、9.11米同時多発テロ事件による精神疾患を理由に給付金を申請していた。ニューヨークを守るため、自らの健康と安全を犠牲にして初期対応にあたった警官や消防士たちを侮辱する行為だ」と批判している。(c)AFP