一方、プーチン大統領は各国からの反発をうけて前週末、五輪開催中のソチでの政治的デモを全面的に禁ずるとした規則を緩和した。

 そして、テロへの懸念に対する答えは、ロシア連邦保安局(Federal Security ServiceFSB)が警備全般を引き受ける7日に明らかになり、警備体制は2008年の北京五輪よりも厳重なものになる見込みだ。

 ウラジーミル・プチコフ(Vladimir Puchkov)非常事態相によると、1月7日から五輪観戦者らの安全を担う全部署が「臨戦態勢」に入るほか、全ての五輪施設が警備監視下に置かれ、衛星監視システムも作動を開始する。

 さらに、FSBが携帯電話の通話や電子メール通信を監視する予定で、海外からの訪問者は全てオンライン登録が義務付けられる。(c)AFP/Mikhail MORDASOV