【1月8日 Relaxnews】ロンドン(London)とパリ(Paris)、ベルギーのブリュッセル(Brussels)などを結ぶ国際高速列車、ユーロスター(Eurostar)の年間の利用者数が昨年、開業以来初めて1000万人を突破した。

 1994年11月14日に開業し、間もなく20周年を迎えるユーロスターの総利用者数は、約1億4000万人に達している。2012年の利用者数は約991万1000人だった。

 ユーロスターは利用者数が過去最多を記録した理由について、ロイヤルベビーの誕生やヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert MuseumV&A)で開催された歌手デヴィッド・ボウイ(David Bowie)にゆかりの品々を集めた展示会、ハイドパーク(Hyde Park)で行われたザ・ローリング・ストーンズ(Rolling Stones)の結成50周年記念公演など、ロンドンで国際的に注目を集める出来事が相次いだことを挙げている。

 また、欧州域内での移動やその他各国から欧州への旅行におけるユーロスターの利用拡大は、新路線の運行開始が一因ともいえそうだ。

 ユーロスターは昨夏、ロンドンと南仏リヨン(Lyon)、エクサンプロバンス(Aix-en-Provence)、アビニョン(Avignon)を結ぶ新路線の試験運行を開始した。本格運行は2015年開始の予定。さらにこの冬は、フランスの高速鉄道、TGVリリア・デ・ネージュ(TGV Lyria des Neiges)との共同運行により、ロンドンとスイス・アルプスを結ぶ路線も運行している。(c)Relaxnews/AFPBB News