【1月6日 AFP】(一部更新)重い病気に苦しむ患者にマリフアナ(大麻)の限定的な使用を許可する法律の改正が米ニューヨーク(New York)州で計画されている──。米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が4日、州当局者の話として伝えた。

 同紙電子版によると、同州のアンドルー・クオモ(Andrew Cuomo)知事は長年、医療用マリフアナの合法化に反対していたが、今週にも新ガイドラインが発表される可能性があるという。

 同州でのガイドライン発表は、他州でのマリフアナ使用をめぐる進歩的なスタンスに歩調を合わせる形となる。コロラド(Colorado)州は前週、嗜好用マリフアナの販売が合法化された最初の州となった。

 その一方でニューヨーク・タイムズは、すでに医療用マリフアナを合法化しているカリフォルニア(California)州と比較して、ニューヨーク州での新施策が厳格的なものになるだろうと報じている。

 カリフォルニア州では軽度の病気に苦しんでいる人に対してもマリフアナを処方できるが、ニューヨーク州では、がんや緑内障などの患者に限定し、州内20の病院で処方可能となる計画だ。

 ニューヨーク州のマリフアナの取引や使用に対する一部刑罰は、米国内で最も厳格なものとなっている。(c)AFP