【1月5日 AFP】厳しい寒波に見舞われている米国では、これまでに少なくとも11人が死亡し、当局は十分な食糧を確保して屋内にとどまるよう住民に呼び掛けている。

 米北東部とカナダの一部で年明けから続く低温と2日の豪雪を受け、ニューヨーク(New York)州とニュージャージー(New Jersey)州では非常事態宣言が出された。

 4日に出された予報によると、過去20年で最大級の寒波が米中西部にまで広がり、最低気温を更新する勢いだという。6日にはシカゴ(Chicago)で、気温が過去最低水準の氷点下23度程度になる可能性があると予報されている。

 米国立観測所(National Weather ServiceNWS)は、6日の週の初めまで残るとみられる冷たい風により、米中西部の北部では5日夜に体感温度が氷点下45~50度程度という「非常に危険な水準」にまで下がる可能性があり、肌を露出すると5分程度で凍傷になる恐れがあるとして注意を呼びかけている。(c)AFP