【1月5日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、ソチ冬季五輪の開幕を控えたソチ(Sochi)を3日から数日間の予定で訪問し、会場となる施設などを視察した。

 上半身裸で釣りをしたり、乗馬したりする様子を撮影した写真を公開するなど、「タフガイ」ぶりをアピールしてきたプーチン大統領。3日はドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)首相とともに会場近くのゲレンデでスキーを楽しみ、その腕前を披露した。

 翌4日にはアイスホッケーの親善試合を行い、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領、ロシアのセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相も参加したプーチン大統領のチームは、旧ソ連時代のスター選手アレクサンドル・ヤクシェフ(Alexander Yakushev)氏らのチームに勝利した。

 プーチン大統領は、500億ドル(約5兆円)以上の予算をかけて2月7~23日に開催されるソチ冬季五輪の成功にその威信をかけている。ソチから約700キロ離れたロシア南部ボルゴグラード(Volgograd)では昨年12月29日と30日に相次いで自爆事件が起きており、ソチとその周辺では厳しい警備態勢が敷かれている。(c)AFP