【12月30日 AFP】 米国コロラド(Colorado)州とワシントン(Washington)州のマリフアナ使用者は、嗜好用マリフアナの販売が合法化される2014年1月1日を心待ちにしている。

 大麻栽培者らも手ぐすねを引きながら新年を待ちわび、当局は新たな税収に期待。野心的な企業は、オランダのような大麻文化を売りに「マリフアナ・ツアー」で、コロラドのスキーリゾート地などに観光客を呼び込もうともくろむ。

「(マリフアナが合法化された州という)目新しさだけで人々が集まってくる」と、医療用大麻の製造会社テルリド・バド・カンパニー(Telluride Bud Company)のアダム・ローリー(Adam Raleigh)氏は言う。「この1か月間、1日に4~6件のメール、5~10件の電話がある。すべて合法化に関する質問や、マリフアナ持参でスキー旅行を計画するにはいつがいいかという問い合わせだ」

 医療用マリフアナはすでに米国19州で合法化されており、その大半では個人での使用も犯罪にならない。

 しかしコロラドとワシントンでは新年から、娯楽目的の新しいマリフアナ市場が生まれることになる。ハイになるためだけにマリフアナに興じる人たちのために大麻の栽培、流通、販売がすべて合法化され、それらを州当局が監督する仕組みだ。