【12月27日 AFP】香港で26日、H7N9型鳥インフルエンザに感染していた80歳の男性が死亡した。香港では今月2日に、初のH7N9型鳥インフルエンザ感染者が確認されたばかりで、この男性は確認された2人目の感染者だった。H7N9型鳥インフルエンザで死者が出たのは香港で初めて。

 死亡した男性は中国本土の深セン(Shenzhen)在住で、香港に戻った後で病院に搬送された。香港特別行政区政府によると、男性には基礎疾患があったという。

 香港当局は2人のH7N9型鳥インフルエンザ感染が確認されて以来、中国との境界での検疫を強化し、2人と接触した数百人を確認している。

 香港で初の感染者となった36歳のインドネシア人女性も、深センへの訪問歴がある。

 世界保健機関(World Health OrganisationWHO)によると、2月以降、中国では138人のH7N9型鳥インフルエンザ感染者が確認され、45人が死亡している。(c)AFP