大リーグのニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)は、田中に大きな関心を示している球団のひとつに挙げられ、多額の資金を用意してC・C・サバシア(C.C. Sabathia)、黒田博樹(Hiroki Kuroda)とともに強力な先発陣を形成したいと考えている。

 しかし、金額に関係なく、田中にとって魅力的で、ワールドシリーズ制覇の可能性を感じる球団があれば、大型契約を提示した球団があっても、そのオファーを断ることができる。

 2006年にボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)は、松坂との交渉権を獲得するために5110万ドルを入札し、松坂とは総額5200万ドルの6年契約を結んだ。

 一方、ダルビッシュは交渉権獲得のために5170万ドルを費やしたテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)と総額6000万ドルとされる6年契約を結び、2012年シーズンから活躍の場を米国に移している。

 報道によると、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)とロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(Los Angeles Angels of Anaheim)、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)、アリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)が、田中獲得のために大金を用意しているとされている。(c)AFP