【12月25日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は24日、ベラルーシ、カザフスタンとの経済同盟が2015年の発足に向け大詰めを迎えていると語った。ウクライナの参加も期待しているという。

 カザフスタンのヌルスルタン・ナザルバエフ(Nursultan Nazarbayev)大統領、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領との会議を終えたプーチン大統領は、通称「ユーラシア経済同盟(Eurasian Economic Union)」が参加国すべてにとって新たな成長の源泉になるだろうと述べた。

 経済同盟は、ロシアが旧ソ連2か国との間で結んだよりゆるやかなユーラシア関税同盟(Eurasian Customs Union)を置き換えるもので、28か国が加盟する欧州連合(EU)に対抗する経済圏を目指す。

 プーチン大統領はテレビ放送された演説の中で「トロイカ(ロシア、カザフスタン、ベラルーシ)の首脳は、ユーラシア経済同盟構想の原則部分の草案を策定した」と語った。

 さらにプーチン大統領は、「この草案は、2015年1月1日に発足する同盟の国際的な法的地位、組織枠組み、目的、運用方法について決めたものだ」と述べた。