【12月25日 AFP】来年1月1日にニューヨーク(New York)市長に就任するビル・デブラシオ(Bill de Blasio)氏の未成年の長女、キアラ・デブラシオ(Chiara de Blasio)さん(19)が24日、うつ病に苦しみ、過去にマリフアナを吸引したり飲酒したりしていたことを告白したビデオ映像を公開した。

 単独で写るおよそ5分間の映像の中でキアラさんは、同じ病気と闘う人たちを支援するため、自身の経験を公にしたと語った。

 健康的で自信に満ちた様子のキアラさんは映像の中で、「思春期の間ずっと、うつ病に苦しんできました。臨床的うつ病です」と明らかにし、ニューヨークにある外来の医療センターを紹介してくれた療法士のほか、多忙の中、自身の回復に力を尽くしてくれた両親に感謝の言葉を述べた。

 さらに、「酔いがさめることは良いことですが、簡単なことではありません。(断ち切るのは)決して、簡単ではありません。生きてきた中で最も難しいことでした。ですが、とても価値あることでした」と続けた。

 キアラさんはその他、薬物やアルコールをやめられたことで、父親の選挙活動に参加できたと述べ、「人生最良の出来事だった」と語った。学校でもうまくやっていけるようになり、パーティーに出かける以外のするべきことを探せるようになったという。

 映像を見た人たちに対しては、「アルコールや薬物への依存を病気と認識してほしい」と訴えている。

 一方、ホワイトハウス(White House)麻薬管理政策局の顧問、ギル・カーリカウスキー(Gil Kerlikowske)氏は映像の公開について、「真の勇気」を示すものだとして、キアラさんのメッセージに同調した。

 同氏はまた、薬物乱用障害は研究結果から、「予防、治療、回復が可能な病気」であり、道徳的な弱点によって陥るものではないことが分かっていると強調している。

 公開された映像はプロによって制作された洗練されたもので、キアラさんの父親が動画共有サイトのユーチューブ(YouTube)に投稿したほか、報道各社に電子メールで送付した。デブラシオ氏の選挙期間中は長男のダンテ(Dante de Blasio)さん(16)と共に積極的に前面に出ていたキアラさんのメディア露出は、今回の動画のように厳しく管理されている。(c)AFP