【12月25日 AFP】国際宇宙ステーション(International Space StationISS)で24日、米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士2人が、冷却システム装置を修理するための船外活動を無事終えた。クリスマスイブに船外活動が実施されたのは14年ぶり。

 米国人宇宙飛行士のリック・マストラキオ(Rick Mastracchio)さん(53)とマイク・ホプキンス(Mike Hopkins)さん(44)は、11日に内部の制御弁が故障したアンモニアポンプを交換するため、7時間半に及ぶ船外活動を行った。

 ヒューストン(Houston)の管制センターから取材に応じたNASA解説員によると、さらなるチェックが行われる予定だが、ポンプは「良好な状態」にあると思われ、数時間以内に完全稼働に入る見込みだという。

 ISSでは最近、宇宙服の水漏れトラブルもあったが、2人の宇宙飛行士からは何の問題も報告されなかった。NASA解説員によると、宇宙服は「完璧に機能し、今日の船外活動の始めから終わりまで、水漏れは一切なかった」という。