【12月22日 AFP】(一部更新)米航空宇宙局(NASA)は21日、国際宇宙ステーション(International Space StationISS)に滞在中の米国人宇宙飛行士2人が、故障した冷却システムを交換するための船外活動を実施したと発表した。

 11日にISSの冷却剤のアンモニアを送出するポンプの弁が故障し、NASAは船外活動でポンプを交換することを決めていた。NASAによると、この故障が原因でISSの機器類の温度を一定に保つための冷却システムの一部が停止しているが、ISS滞在中の宇宙飛行士6人に危険を及ぼすものではないという。

 今回の船外活動は21日午前7時1分(日本時間同日午後9時1分)に始まり、予定より1時間早い同日午後0時29分(日本時間22日午前2時29分)に終わった。宇宙飛行士のリック・マストラキオ(Rick Mastracchio)さん(53)にとっては7回目、マイク・ホプキンス(Mike Hopkins)さん(44)にとっては初めての船外活動となった。

 日本人宇宙飛行士、若田光一(Koichi Wakata )さんは宇宙ステーション内で長さ15メートルのロボットアームを操作。冷蔵庫ほどの大きさのアンモニアを送り出すポンプモジュールとマストラキオさんを移動させた。