【12月20日 AFP】ナショナル・ラグビーリーグ(National Rugby LeagueNRL)で活躍するスター選手のソニー・ビル・ウィリアムズ(Sonny Bill Williams)が、2015年よりニュージーランド・ラグビー協会(NZR)に復帰することが決定した。

 2014年はNRLのシドニー・ルースターズ(Sydney Roosters)でプレーし続けることになっているウィリアムズは、この度NZRUと2年契約を交わした。オールブラックス(ニュージーランド代表)の一員として、2015年に行われるラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)に出場する可能性もある。

 ウィリアムズは2012年スーパーラグビー(Super Rugby)制覇を達成した際所属していたワイカト・チーフス(Waikato Chiefs)に復帰する。

 NZRUのスティーブ・ チュー(Steve Tew)CEOは、「かつてNZRUに所属していた2年間に、ソニーは類い希なる才能を示し、チームにとって貴重な存在となった。2015年のユニオンへの復帰について合意できたことを喜ばしく思っている」と語った。

 ウィリアムズは2011年、オールブラックスと合流して1年足らずだったにもかかわらず、地元ニュージーランドで行われたラグビーW杯(Rugby World Cup 2011)でチームの優勝に貢献した。

 オールブラックとしてこれまで19つのテストマッチに出場している他、オフシーズンにはボクサーとして活躍。ニュージーランド国内のヘビー級王者となった上、世界タイトルも獲得している。

 しかし物議をかもしながらも10回戦で判定勝利を収めた2月のフランソワ・ボタ(Francois Botha、南アフリカ)とのWBAインターナショナルヘビー級タイトルマッチ以来、ウィリアムズはボクシングの試合には出場しておらず、活動休止が続いていることを理由に、今週自らが持つ2タイトルを剥奪された。(c)AFP