【12月19日 AFP】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は18日、2014年から自身のヘッドコーチに、往年の名プレーヤー、ボリス・ベッカー(Boris Becker)氏を迎えることを公式サイトを通じて明らかにした。

 現在世界ランク2位のジョコビッチは、「ボリスと仕事ができるチャンスがもらえてとても興奮している」と述べている。

「彼は真のレジェンドで、テニスに関してものすごい知識を持っている。経験も豊富なので、四大大会(グランドスラム)やその他の大会でのトロフィー獲得に向けて、サポートしてくれるだろう」

 一方、通算6度のグランドスラム覇者で現在46歳のベッカー氏は、「ノバクが私をヘッドコーチとして呼んでくれて光栄に思う」と喜びのコメントを寄せている。

 公式サイトの情報によるとベッカー氏は、すでにジョコビッチのコーチを務めているマリアン・ヴァイダ(Marian Vajda)氏、ミルヤン・アマノビッチ(Miljan Amanovic)氏、ゲパルド・フィルグリッチ(Gebhard Phil-Gritsch)氏からなるチームに加わるという。

 これまで8年間近くもジョコビッチをコーチしていたヴァイダ氏は、ベッカー氏のヘッドコーチ就任を歓迎しており、人選について「いい解決策」だと語った。

「ノバクがプレーのいくつかの部分を上達させるためには、新しいヘッドコーチが必要だと感じていた」とヴァイダ氏は話している。

 ベッカー氏は、来年1月13日に開幕するシーズン最初のグランドスラム、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)からヘッドコーチとしてジョコビッチと合流するという。(c)AFP