【12月19日 AFP】13クラブW杯(2013 FIFA Club World Cup)は18日、準決勝が行われ、ラジャ・カサブランカ(Raja Casablanca、モロッコ)は3-1でアトレチコ・ミネイロ(Clube Atletico Mineiro、ブラジル)を下し、決勝進出を果たした。

 南米王者を下したラジャ・カサブランカは、アフリカ勢としては史上2つ目のクラブW杯の決勝進出を決めたチームとなった。

 2010年大会の決勝には、TPマゼンベ(TP Mazembe、コンゴ)がアフリカ勢初の決勝出場を果たしたが、インテル(Inter Milan、イタリア)に敗れている。

 しかしカサブランカはマゼンベのように大陸王者としてではなく、開催国代表として今大会に出場し、異例の快進撃を見せている。

 試合は後半6分、ラジャ・カサブランカが先制。地元ファンを沸かせた。

 アトレチコ・ミネイロは後半42分、過去に世界最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」の受賞歴があるロナウジーニョ(Ronaldinho)が同点弾を決めて追いついたが、後半42分にムフシン・ムトゥアリ(Mouhssine Moutouali)にゴールを決められ、再びカサブランカにリードを許した。

 そしてロスタイムにはカサブランカが試合3得点目を挙げ、勝利を決定付けた。

 ラジャ・カサブランカは21日にマラケシュ(Marrakech)で行われる決勝で、欧州王者のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich、ドイツ)と対戦する。(c)AFP