北朝鮮では13日、金第1書記の叔父で、国防委員会副委員長など全役職を解任された張成沢(チャン・ソンテク、Jang Song-Thaek)氏(67)が処刑されている。張氏の粛清は現政権の安定性に関する疑念を呼んでおり、金第1書記は以来、自身の権力が絶対であることを示そうとしているように見える。

 張氏が粛清された現在、軍部で最も力を保持している一人とみられている崔竜海(チェ・リョンヘ、Choe Ryong-Hae)朝鮮人民軍総政治局長は、16日の集会で兵士らに対し、金第1書記への忠誠を誓い、命を懸けてでも守るよう要請。同時に、北朝鮮の兵士らは「強風」にも動じず、「裏切り者たちの策略」があっても金第1書記を守り抜くだろうとも述べた。(c)AFP