【12月14日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のフロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長が13日、もしクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が2013年世界最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」の受賞を逃すことがあれば、それは不公平だと語った。

 毎年恒例のメディアとの懇親会に訪れたペレス会長は、取材陣に対し「私はロナウドの受賞を確信している。世界最高のプレーヤーであると誰しもが認める彼がもしも受賞できなければ、不当な選考であると言わざるを得ない」と語った。

 ロナウドは、FCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)やドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のフランク・リベリ(Franck Ribery)らと並び、2014年1月13日にスイスのチューリヒ(Zurich)で発表されるバロンドールの最終候補に残った。

 ロナウドは2008年に同賞を受賞しているが、2009年以降はライバルであるメッシが4年連続で選出されている。

 メッシは故障に悩まされ、今回の選考では本命視されていないが、一方でロナウドはこのところピッチで大活躍を見せている。

 10日に行われた欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)のFCコペンハーゲン(FC Kopenhavn)戦でロナウドはチームを2-0での勝利に導き、史上初めてグループリーグで合計9得点を挙げた選手となった。

 そんなロナウドについて国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は以前、ロナウドを「軍の司令官」と表現し、ピッチ上での姿を揶揄した上、個人的にはメッシの方が好きだと発言した。これに対しロナウドは憤懣やるかたない。

 バロンドール授賞式への出席についてレポーターに質問されたロナウドは答えを拒否した。

 しかしペレス会長は「これまで彼はいつも出席してきた」と、ロナウドの出席を確信していると話している。(c)AFP