【12月12日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)は11日、大雪のため中断となっていたグループB最終節の試合が行われ、ガラタサライ(Galatasaray)が1-0でユベントス(Juventus)を破り、決勝トーナメント進出を決めた。

 ガラタサライは後半40分にウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)が決勝点を挙げ、物議を醸すであろう試合に勝利してベスト16入りを果たした。

 グループリーグ2勝目を挙げたガラタサライは勝ち点を7に伸ばし、同じグループBのレアル・マドリード(Real Madrid)とともに突破を決めている。

 勝ち点6で3位に転落したユベントスは、最下位FCコペンハーゲン(FC Kopenhavn)との勝ち点2差は変わらず、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2013-14)へ回ることになった。

 アリ・サミ・イェン・スタジアム(Ali Sami Yen Stadium)で10日に行われた試合は、降り積もる雪でプレーすることが困難な状態となり、両チーム無得点で迎えた前半31分に中断されていたが、この日はその続きから再開された。

 残りの59分間を行うため、大会関係者は何とかピッチの雪はかき出したものの、雪は変わらず降り続き、ピッチ上にはプレー不可能な場所がいくつかあった。

 ユベントスのアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、特に後半のチームが攻めこむ陣内にピッチの傷んだ部分が広がっていたことに対し、明らかに不満げな様子を見せた。

 コンテ監督はハーフタイム、プレーの状態について審判に抗議したが実らなかった。

 そのため、試合はサッカーとは言い難いこっけいなものとなり、多くのパスは届かず、大きすぎたり、ぬかるみにつかまったりなどして、選手はひどいピッチ状況に苦闘した。

 それでもユベントスは次第に足元をしっかりさせると、試合終盤にかけては優位に立ったが、得点チャンスを作り出すまでには至らなかった。(c)AFP