【12月9日 AFP】ヨットの帆を思わせる白い屋根が特徴のオーストラリア・シドニー(Sydney)の名所、シドニー・オペラハウス(Sydney Opera House)は9日、改修資金の調達と知名度の向上を目的に、屋根を覆うタイルの「バーチャルオーナーシップ」の販売を開始した。

 売り出されたのは、一番高い「帆」のタイル12万5000万枚の「所有権」。「私たちのハウスを所有しよう(Own Our House)」と題した販売キャンペーンで、建物の改修費や無料イベント開催費として計1500万豪ドル(約14億円)の調達を目指している。

 タイルはインターネット経由で購入でき、販売価格は1枚100~400豪ドル(約9000~4万円)。ただし購入者は、物理的にタイルを所有するわけではない。所有できるのはオンラインギャラリー上にある「バーチャルタイル」だ。

 所有者は自分の「バーチャルタイル」に写真やメッセージを表示させて自分流にアレンジしたり、バーチャルタイルのコミュニティーを作ったり、ソーシャルメディアを通じて共有したりできる。「ハウスメイト」と呼ばれる他のタイルの所有者たちを検索し、それぞれにアレンジされたタイルを閲覧して楽しむことも可能だ。

「バーチャルタイル」購入者第1号となったのは、オーストラリア出身でシドニー(Sydney)在住の人気俳優ヒュー・ジャックマン(Hugh Jackman)さん。ジャックマンさんは「オペラハウスは、私たち全員で共有する世界遺産の傑作だ」と語り、「バーチャルオーナーシップ」キャンペーンについてオペラハウスへの「誇りと愛情を示す素晴らしい方法だ」と絶賛した。(c)AFP