【12月9日 AFP】13-14イングランド・プレミアリーグは8日、第15節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)とエバートン(Everton)は1-1で引き分けた。

 エバートンは途中出場のジェラール・デウロフェウ(Gerard Deulofeu)が後半39分に同点ゴールを決め、首位アーセナルが2位との勝ち点差を7に広げるのを阻んだ。

 アーセナルはメスト・エジル(Mesut Ozil)の得点でリードを奪ったが、試合を大きく優位に進めたエバートンは失点のわずか4分後、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)から期限付き移籍中のデウロフェウが得点を挙げ、内容に見合う勝ち点1を獲得した。

 それでもアーセナルは、6日に試合を行ったチェルシー(Chelsea)、マンチェスター・シティ(Manchester City)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が勝ち点を伸ばしきれなかったことで、リバプール(Liverpool FC)とチェルシーとの勝ち点差を5に保ち、次週行われる敵地でのシティ戦に臨むことになった。

 11日に行われる欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)の敵地でのナポリ(SSC Napoli)戦で、グループ突破へ向けて最後の詰めが必要になるアーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、「1-0でリードしていたし、無失点でしのげなかったのは残念だ」とコメントした。

「今日は少し押し込まれた。しかしこのチームには、素晴らしいプレー姿勢と立ち直る力が常に備わっている。選手はすべてを出してくれる。われわれは自分たちの質が高いことを知っているし、少なくとも勝ち点1は取れた」

「改善の余地はいつだって残るものだ。勝ち点3を取れればもっと良かったが、選手のこうした姿勢とクオリティーは、改善に向けた良い土台になる」

 一方、4日に敵地でマンチェスター・ユナイテッドを1-0で破っていたロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)監督率いるエバートンは、この日も活発な内容を見せてシティと勝ち点1差の5位を維持し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)を狙える順位を保っている。

 マルティネス監督は「何でもないところから失点してしまったが、うちは個性を発揮して、試合の基準に見合う質のゴールで同点に追いついた」とコメントした。

 エバートンがオールド・トラフォード(Old Trafford)で勝利した試合からメンバーを変更しなかったのに対し、アーセナルは本拠地でハル・シティ(Hull City)を2-0で下した試合から、ミケル・アルテタ(Mikel Arteta)、キーラン・ギブス(Kieran Gibbs)、ジャック・ウィルシャー(Jack Wilshere)、オリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)を先発に戻した。

 1992年以来となる敵地でのユナイテッド戦勝利に勢いづくエバートンは、ケヴィン・ミララス(Kevin Mirallas)がゴール前を横切る低く鋭い折り返しを入れるなど、キックオフ直後から試合を掌握した。

 しかし、ハーフタイムが近づき観客も不満を募らせるなかでアーセナルは奮起すると、ジルーとアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)がそれぞれパスから抜け出したが、エバートンのGKティム・ハワード(Tim Howard)に足で防がれた。

 ベンゲル監督は試合残り23分となったところで、ウィルシャーとラムジー、さらにカソルラに代えてセオ・ウォルコット(Theo Walcott)、トマス・ロシツキー(Tomas Rosicky)、マシュー・フラミニ(Mathieu Flamini)を投入するという思い切った采配を見せた。

 すると残り10分となったところで試合は動き、アーセナルが先制に成功した。

 ロシツキーが敵陣深くへ放り込んだボールをウォルコットが折り返すと、中央にいたジルーはこれをボレーで合わせられなかったものの、奥にいたエジルが目の前にこぼれてきたボールを至近距離でたたき、ゴールの天井にシュートを決めた。

 これで勝敗は決したかに見えたが、迎えた後半39分、ペナルティーエリアの右側でボールを拾ったデウロフェウがギブスをかわし、浮き上がるようなシュートでGKヴォイチェフ・シュチェスニー(Wojciech Szczesny)の意表を突いた。(c)AFP