【12月6日 AFP】米大リーグ(MLB)のカンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)は5日、左腕投手のウィル・スミス(Will Smith)を放出し、ミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)から青木宣親(Norichika Aoki)を獲得したと発表した。

 日本のプロ野球で首位打者に3度輝いた31歳の青木は、2013年シーズンにブルワーズで打率2割8分6厘、8本塁打、37打点、20盗塁を記録した。

 また、青木はナ・リーグで最多となる140本の単打を放ち、内野安打は両リーグで2位となる40本を記録しており、対左投手の打率3割3分9厘はメジャーでプレーした左打者の中で最高成績となっている。

 ロイヤルズのデイトン・ムーア(Dayton Moore)GMは、「アレックス・ゴードン(Alex Gordon)を中軸に据えるためにも、先頭打者を獲得したかった」と語っている。

「私は速くて万能な選手が好きだ。彼は外野手として私たちにたくさんの柔軟性をもたらしてくれるだろう」

 ブルワーズは2年前にポスティング(入札)制度を利用し、250万ドルでプロ野球のヤクルト・スワローズ(Yakult Swallows)から青木の独占交渉権を獲得した。

 青木はスワローズでプレーした8年間で通算985試合に出場し、打率3割2分9厘、84本塁打の成績を残しており、2005年と2007年、2010年には首位打者に輝いた。(c)AFP