【12月5日 AFP】反政府デモが続いているタイのプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)国王は5日、86歳の誕生日を迎え、国民に「安定」のために団結するよう呼び掛けた。

 プミポン国王は、デモ隊から退陣要求を突きつけられているインラック・シナワット(Yingluck Shinawatra)首相も出席した祝賀式典で、タイが平和なのは「全ての人々が一丸となって取り組んでいるから」だと指摘。「タイ国民1人1人がこのことを認識し、国家の利益のため自らの務めを果たさなければならない。その利益とは、国の安定と治安だ」と演説した。

 この演説はタイの全テレビ局で中継された。(c)AFP