【12月5日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は4日、2つのブラックホールが重力の影響で絡まりあう様子を描いた想像図を公開した。

 NASAの広域赤外線探査衛星「WISEWide-field Infrared Survey Explorer)」による観測で、天文学者たちは新たに、2つのブラックホールが絡まり合い、連星を形成していると思われる天体を発見した。「WISE J233237.05-505643.5」と名付けられたこの天体は地球から38億光年離れており、同様の現象が起きていると考えられるブラックホール連星の中では最も遠い場所に位置している。

 銀河の中心にある超大質量ブラックホールは、この絵で描かれているような、より小さいとはいえ巨大なブラックホール同士が合体することで形成されると考えられている。(c)AFP