【12月3日 AFP】韓国の国家情報院(National Intelligence ServiceNIS)は3日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記の叔父で、同国の最高実力者の一人とみなされている張成沢(チャン・ソンテク、Jang Song-Thaek)国防委員会副委員長が失脚したと発表した。同氏の側近2人が公開処刑されたとしている。

 事実とすれば、2011年12月に金正恩氏が父親の故金正日(Kim Jong-Il)総書記の後継に就いて以来、北朝鮮の指導部層における最大の政治変動といえる。

 韓国国家情報院は国会の情報委員会に対して行った報告で、張氏が最近、国防委員会副委員長の地位を追われ、同氏の側近2人が11月中旬に公開処刑されていたことを伝えたとされる。公開処刑は北朝鮮人民軍全員に知らされ、処刑以来、張氏の消息は不明だともいう。(c)AFP