【12月2日 AFP】米医療保険制度改革(通称オバマケア、Obamacare)のウェブサイトで障害が多発している問題で、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領から修正を一任されたジェフリー・ジエンツ(Jeffrey Zients)行政管理予算局(OMB)元局長代理は1日、トラフィック処理に大幅な改善を行ったと発表した。

 米ホワイトハウス(White House)は、医療保険登録サイト「Healthcare.gov」の立ち上げが大失敗したことを認め、11月中に希望者の大半が登録できるよう改善することを約束していた。

 ジエンツ氏は、技術的な問題は解決しつつあると表明。「ウェブサイトは現在、同時接続ユーザー5万人を処理できるようになった。つまり、1日あたり80万人以上の訪問者を扱えるようになった」と記者団に語った。また、10月中のウェブサイトの稼働率は推定42.9%程度だったが、現在は90%以上になったという。

 ジエンツ氏によると、ウェブサイトには運用に支障をきたす約400件のバグがあった。(c)AFP