【11月29日 Relaxnews】スペイン・バルセロナ(Barcelona)とフランス・パリ(Paris)を6時間20分で結ぶ直通高速鉄道の運行が、12月15日に始まる。

 スペインのマドリード(Madrid)で27日、マリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相とフランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領が首脳会談した後、共同記者会見で発表した。

 かつては、スペインとフランスを行き来するには夜行列車に乗らなければならなかった。今年に入って両国の高速鉄道網は接続されたが、乗客は仏国境に近いスペイン・フィゲラス(Figueres)で乗り継ぎをする必要があった。

 直通路線は、スペインの国有鉄道レンフェ(Renfe)とフランス国鉄(SNCF)が共同運行。パリ・バルセロナ間を1日2往復、仏リヨン(Lyon)とバルセロナの間を1日1往復する他、仏マルセイユ(Marseille)とバルセロナ、マドリードを結ぶ列車も1日1往復する予定。

 将来的には、南仏ペルピニャン(Perpignan)とニーム(Nimes)間の線路を高速鉄道用に改修し、2021年までにパリ・バルセロナ間を5時間35分で結ぶことを目指している。(c)Relaxnews/AFPBB News