40歳迎えたギグス、年齢感じさせずさらなる高みへ
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【11月29日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のライアン・ギグス(Ryan Giggs)は、40歳の誕生日を2日後に控えた27日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)戦に先発出場し、円熟のプレーを披露して、今もチームに不可欠な存在であることを示した。
2-2で引き分けた24日のカーディフ・シティ(Cardiff City)戦で交代出場から好プレーを見せたギグスは、敵地でのレバークーゼン戦で先発に復帰。すると、ギグスに統率されたユナイテッドは5-0で圧勝し、堂々と決勝トーナメント進出を決めた。
ギグスは年齢を重ねていることを感じさせず、90分を通して試合のリズムを掌握すると、後半43分には知性あふれるロングパスでナニ(Luis Cunha aka Nani)のチーム5得点目を演出し、この日のプレーを締めくくった。
約26年にわたってチームを率い、ユナイテッドに栄光の日々をもたらしたアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)前監督が退任し、後任のデビッド・モイーズ(David Moyes)監督の下で、チームはリーグで苦戦しているかもしれないが、年齢を感じさせないギグスは構うことなく前進している。
ユナイテッドを率いるモイーズ監督は、「ギグスについては誰もが年齢のことを言うが、彼について語るべきは選手としての能力だけだ」とコメントした。
「信じられない選手だし、さらに成長しているのもわかるはずだ。ギグスは驚くべき選手で、一緒に仕事ができることを心から幸運に思う」
■来年6月には契約満了、それでも歩みを止めない理由
本人は将来にも目を向け始めており、今シーズンはエバートン(Everton)から移ってきたモイーズ監督の下でコーチングスタッフの一員となっているほか、先ごろはかつてのチームメートであるギャリー・ネビル(Gary Neville)氏とともに、ロンドン(London)市内にレストランを開業した。
それでもギグスは、ユナイテッドとの契約が2014年6月で満了となるにも関わらず、現役選手というキャリアのページをめくるつもりはまだないと語る。
先日放送されたテレビのインタビューでネビル氏から、40歳が近づいているなか、引退という考えは鮮明さを増しているかと問われたギグスは、「年齢で何かを決めたことは一度もないよ」と語った。
「気にするのはどう感じるかだけだ。まだチームに貢献できて、メンバーに選ばれている限りは、まだ楽しむつもりさ」
「今よりももう少しチームに貢献できる気はするし、この先のシーズンでそうした時期が来てほしいと思ってはいる。だけど40歳になるということだけで、今の状況を説明しようとは思わない」
「そんな風に感じるくらいなら、今すぐ終わりにした方がましだよ。だけど今も感触はいいし、それにまだ楽しめている」
このところギグスの出場機会は限られており、ここまで12節を終えたプレミアリーグでは5試合の出場にとどまっているが、ギグスが歴史に偉大な足跡を残す選手であることは、すでにはっきりしている。
ユナイテッドでの出場はクラブ史上最多となる953試合で、この数は現在も更新中。タイトルは13度のリーグ優勝、2度の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇、4度のFAカップ(FA Cup)優勝、3度のリーグカップ優勝を自らのものとしてきた。
そのほかにも無数の賞を受賞しているギグスは、国技で史上で最も多くの勲章を身にまとった選手となっている。(c)AFP/Tom WILLIAMS