【11月28日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)は27日、グループリーグ第5節の試合が各地で行われ、グループBのレアル・マドリード(Real Madrid)は4-1でガラタサライ(Galatasaray)を下し、決勝トーナメント進出を決めた。

 10人の戦いを強いられたレアルはギャレス・ベイル(Gareth Bale)が鮮やかなFKで得点し、快勝した。

 前半26分にウムト・ブルト(Umut Bulut)を倒したセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が得点機会を阻止したとして1発退場となり、レアルはその後1人少ない状況で戦った。

 その後、同37分にベイルが最近6試合で5得点目となるゴールを決めてレアルが先制するも、わずか1分後にはブルトに同点弾を決められた。

 後半6分にアルバロ・アルベロア(Alvaro Arbeloa)のゴールでレアルが再びリードを奪うと、さらに同18分にはアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)が追加点を挙げてリードを2点差に広げた。

 さらに同36分にイスコ(Isco Alarcon)が巧みな足さばきで相手DFセルチュク・イナン(Selcuk Inan)を翻弄し、ダメ押しの4点目を決めた。

 勝ち点3を獲得したレアルはグループ首位での決勝トーナメント進出を決めた。一方、ガラタサライがグループリーグを突破するには次節本拠地で行われるユベントス(Juventus)戦に勝たなくてはならない。ユベントスは同日行われたFCコペンハーゲン(FC Copenhagen)戦に3-1で勝利している。

 レアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、「数的不利に立たされた後半に非常にいいプレーができたと思う」と試合を振り返った。

「われわれは強い気持ちと特性を発揮してプレーし、全体的に非常に良かった。10人で戦いは常に厳しいものだが、選手が一丸となって戦ってくれた」

 グループリーグ突破の可能性を模索するガラタサライのロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督は、これほどまでに好条件を与えられながらチャンスを逃してしまったことに困惑した様子を見せた。

「レアル・マドリードにはトップ選手が集まっている。チャンスを自ら手放しているようじゃ勝てない」とマンチーニ監督は試合後にコメントした。

「何が起きたかわからない。これから検証する必要がある。前半を終えた時点では自信があった」

(c)AFP/Kieran CANNING