【11月24日 AFP】13-14イタリア・セリエAは23日、第13節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)は1-1でジェノア(Genoa CFC)と引き分けた。

 本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)でミランは、10人のジェノアに勝ちきることができなかった。

 ミランは前半4分にカカ(Kaka)が先制点を決め、1-0で勝利した10月半ばのウディネーゼ(Udinese)戦以来となる白星へ向け、幸先よくスタートしたかに見えた。

 しかし、カカがクラブ通算97得点目を決めたミランの歓喜は長く続かなかった。

 ジェノアはペナルティーエリア内でシメ・ヴルサリコ(Sime Vrsaljko)がウルビー・エマヌエルソン(Urby Emanuelson)に倒されてPKを得ると、アルベルト・ジラルディーノ(Alberto Gilardino)がGKクリスティアン・アッビアーティ(Christian Abbiati)の守るゴールを破り、前半8分に同点に追いついた。

 ミランはマリオ・バロテッリ(Mario Balotelli)が前半30分過ぎにリードを奪い返す好機を作った。バロテッリがシュート態勢に入ったところでトーマス・マンフレディーニ(Thomas Manfredini)に倒されてPKを獲得。2か月ぶりとなるリーグ戦の得点を挙げるチャンスを得た。

 しかし、このプレーでマンフレディーニはレッドカードを提示されて退場となったものの、バロテッリの緩いキックはGKマッティア・ペリン(Mattia Perin)にあっさり止められた。

 ミランは最後の10分間、得点を目指して攻勢に出たが数的優位を生かすことはできず、リーグ13試合で5つ目の引き分けに終わった。勝ち点は18にとどまり、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場権が得られる3位との勝ち点差は14となった。

 ピッチを後にする選手らに、スタジアム中からブーイングと野次が浴びせられたのを見る限り、26日に控えるセルティック(Celtic)とのチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)の重要な一戦を前に、重圧がかかっているのはマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督ただ1人ではない。(c)AFP