「フォト・オブ・ミッドウィーク」第1節 - 本田圭佑の祝福
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【11月22日 AFPBB News】試合:2013年11月19日 ベルギー対日本 in ブリュッセル(ベルギー)
本田圭佑の喜びの大きさが、その得点の価値を物語っていた。
ベルギー戦の後半18分、ゴールの口火を切ったのはキャプテンの長谷部誠の縦パスだった。1トップの柿谷曜一朗が相手から離れた瞬間を見逃さず、その足下へ向かって正確なショートパス。柿谷がノートラップでフワリと浮いたパスを前のスペースに出し、走り込んだ岡崎慎司がコンパクトに右足を振り抜いた。
東欧遠征で取り組んだショートパスによる中央突破が、ピッチで表現された瞬間だった。日本は後半34分に失点を許したが、この岡崎のだめ押し点によってアウェーの地で3対2の勝利を手にした。
ショートパスによる崩しは、特に本田が先頭に立ってチャレンジしているテーマだ。10月のセルビア戦とベラルーシ戦では結果が出ず、本田のこだわりを批判する報道もあった。だが、信念を曲げず、失敗を恐れず、挑戦を続けたからこそ、日本は新たな武器を手にすることができた。(c)AFPBB News/木崎伸也