【11月21日 AFP】アフガニスタンのハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領は21日、米国との安全保障協定が結ばれれば、2014年以降も最大で1万5000人の外国軍部隊の国内駐留が可能になると語った。

 アフガニスタン国内の首長や地域有力者、政治家ら約2500人が集まり、米国との安全保障協定を審議する国民大会議「ロヤ・ジルガ(Loya Jirga)」は21日、首都カブール(Kabul)で4日の日程で開幕した。

 会議に出席したカルザイ大統領は、米国との安全保障協定が締結されれば2014年以降も北大西洋条約機構(NATO)加盟国やイスラム諸国などの軍部隊、1万~1万5000人のアフガニスタン駐留が可能になると語り、「(安全保障)協定締結は今後10年間、安定が得られるまでの移行期間をわれわれに与える」と呼び掛けた。

 米国との安全保障協定は、ロヤ・ジルガで承認された後、議会を通過する必要がある。(c)AFP