【11月21日 AFP】米中西部イリノイ(Illinois)州で20日、同性婚を認める法律が成立し、同州は米国で同性婚を合法化した16番目の州となった。米国では数日前に、ハワイ(Hawaii)州でも同性婚合法化法案が議会を通過したばかり。

 同州のパトリック・クイン(Patrick Quinn)知事は、同州議員だったエーブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)大統領が使った机の前に座り、議会が可決した法案に署名する際、「われわれが今日祝っているのは、民主主義の勝利、自由の勝利だ」と述べた。

 約1時間かけて行われた署名式で知事は、歓声を上げる約3000人の出席者に向かって「残されている仕事の一つは、結婚の平等を実現していない国内の他の州を支援することだ」と語った。

 米国では、結婚に関する法律は州によって異なり、29州では州憲法で同性婚が禁じられている。

 イリノイ州で成立した同性婚法は、来年6月1日に発効する。(c)AFP