【11月21日 AFP】国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)新会長は20日、2020年東京夏季五輪の正式種目に野球とソフトボールを復帰させるという日本およびその他各国からの要望について議論すると明言した。

 東京が五輪開催地に決定した9月の総会で前任のジャック・ロゲ(Jacques Rogge)氏の後継者としてIOC会長に選出されたバッハ氏は、「個人的には五輪の実施競技に関してもっと柔軟性があってもいいと思っている」と語った。

「ただし、この件について同僚のIOC委員の考え方も聞かなければならない」

 また、世界野球ソフトボール連盟(World Baseball Softball ConfederationWSBC)との協議が必要となることも指摘した。

 五輪の実施競技は開催大会の7年前までに決定すると五輪憲章には定められている。

 こうした規定があることも踏まえて、五輪開催に向けて政界や経済界に協力を呼びかけるために東京を訪問しているバッハ会長は「今後数か月以内に正式な議案として話し合う」との姿勢を示した。

 フェンシング・フルーレ団体で金メダルに輝いた経歴を持つバッハ会長は、まずは12月4日に行われる理事会で話し合い、さらに2月には2014年ソチ冬季五輪の開催に合わせて全IOC委員が集まる場で議論を重ねると述べた。

 9月7日の総会では除外候補に挙がっていたレスリングが追加種目に選出され、2020年夏季五輪で実施される28競技が決定していた。1競技として生き残りを目指していた野球とソフトボールはスカッシュとともに落選した。(c)AFP