【11月18日 AFP】サウジアラビアの首都リヤド(Riyadh)で17日、豪雨のため洪水が発生し、学校が休校に追い込まれるという珍しい事態が起きた。

 国営サウジ通信(SPA)が防災当局の情報として伝えたところによると、少なくとも3人が行方不明となっているほか、数十人が洪水のため身動きが取れなくなり救助されたという。当局は市民に自宅待機を呼び掛け、教育省は小学校~大学を1日休校とした。

 地元住民の話によると、リヤドでは16日~17日にかけて雷を伴う豪雨に見舞われ、市内各地で洪水が発生。市北部では停電も起きたという。人口500万人超のリヤドは砂漠気候に属し、大雨が降ることは非常にまれ。しかし昨年5月には25年ぶりの降水量を記録する豪雨で洪水が起き、約20人が死亡している。(c)AFP