【11月16日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選プレーオフ第1戦は15日、各地で試合が行われ、フランスは0-2でウクライナに敗れた。

 敗戦を喫したフランスは、20年振りに本大会出場を逃す危険にさらされている。

 ウクライナは後半16分にロマン・ゾズリャ(Roman Zozulia)のゴールで先制すると、同37分にはローラン・コシールニー(Laurent Koscielny)にゾズリャがペナルティーエリア内で倒されて得たPKをアンドリー・ ヤルモレンコ(Andriy Yarmolenko)が決めた。

 コシールニーはその後オレクサンドゥル・クチェル(Oleksandr Kucher)と衝突を起こしてレッドカードを受け、さらに両チームのテンションが上がる中でクチェルもまた退場を命じられた。

 ウクライナは値する勝利を挙げ、さらにフランスにアウェーゴールを許さなかったことで2度目のW杯出場に大きく近づいた。

 一方のフランスは、19日に行われる第2戦で逆転することができなければ、1994年のW杯以来となる主要大会の本戦出場を逃すことになる。

 フランスのディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は「彼ら(ウクライナ)を祝福しなくてはならない。優位に立っている。追いつき、逆転できるかは自分たちにかかっている」とコメントした。

「ボールをより支配し、シュートも上回っていた中で0-2という敗戦は厳しいものだ」

 一方でウクライナのミハイル・フォメンコ(Mikhail Fomenko)監督は「ハーフタイムにギアをもう一段上げるよう求め、それに選手が応えてくれた」と語った。

「1点目の場面は重要だった。3点目を決められるチャンスもあったので、それを決められればもっと良かったがね」

(c)AFP