【11月16日 AFP】13-14フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、エリック ・ボンパール杯(Trophee Eric Bompard 2013)は15日、フランス・パリ(Paris)のベルシー体育館(Palais omnisports de Paris-Bercy)で女子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、米国のアシュリー・ワグナー(Ashley Wagner)が66.75点で首位に立った。

 昨年覇者のワグナーはピンク・フロイド(Pink Floyd)の「クレイジー・ダイアモンド(Shine on You Crazy Diamond)」に乗せてミスのない演技を披露し、この日の主役となった。

 22歳のワグナーに続いて、ロシアのアンナ・ポゴリラヤ(Anna Pogorilaya)が60.03点で2位、同じくロシアのアデリナ・ソトニコワ(Adelina Sotnikova)が60.01点で3位につけている。

 GPシリーズ開幕戦スケート・アメリカ(Skate America 2013)で2位に入ったワグナーは、ポイントランキング上位6人しか出場できないGPファイナルの出場権獲得を目指している。12月に福岡で開催されるGPファイナルは、2月に開幕する2014年ソチ冬季五輪の前哨戦として位置付けられている。

 ワグナーは15歳のポゴリラヤ、17歳のソトニコワのミスにも助けられた。ロシアの2選手はGPシリーズ第3戦中国杯(ISU Grand Prix of Figure Skating Cup of China 2013)では1位、2位フィニッシュを果たした。

 ポゴリラヤは、優勝した直後の大会で期待されるプレッシャーと戦う難しさがあることを認めている。

「中国杯の後は幸せを感じたけど、優勝争いの一角として見なされるようになった。前は誰も私のことを見てくれないことにさみしさを感じていたけど、今は違う」

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