<菅付雅信:新連載「ライフスタイル・フォー・セール」>第四回:物欲主義や流行に嫌悪する人たちが支持する新たな消費
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■ファッションの視点でライフスタイルを考える
ライフスタイルショップを語る上で欠かせないお店のもうひとつに、中目黒の1LDK apartments.がある。セレクトショップ1LDKの姉妹店として2012年6月にオープンし、洋服を中心に雑貨はもちろん、カフェ「Taste and Sense」も併設された複合的な店として注目されている。同店ディレクターの南貴之さんにお話を伺った。
「1LDK apartments.のコンセプトは衣食住と家、それらにまつわる全てをやるということです。洋服、雑貨、食……生活に必要なものを揃えたお店にしたいと、最初に1LDKを作った時から思っていました。取り扱っている商品は、僕自身が使ってみて良いと思ったもの。それが生活の中で必要なものならば、高くても安くても扱っています。ジャンルやブランドにこだわっているわけではなく、もし何かの枠があるとすれば、それは自分が作ったコンセプトだけで、それ以外の枠は必要ではありません。日本のものでも海外のものでも関係ないと思っています」
1LDK apartments.では多くのファッションブランドを扱っているが、ファッション・セレクトショップという印象を受けないのは、あくまでも洋服を衣食住に関るものの一要素だと捉えているからだ。
「僕は以前アッシュ・ペー・フランスにいたので、基本にあるのはファッションの考え方です。ファッションの視点でライフスタイルをどう考えていくかということしか興味がないし、今後もそれしかやらないと思うんです。だから、何をやってもファッションが関わっていないということはありえない。それをやらないでライフスタイルのショップというのは、僕にとっては不完全なんです。しかしながら、ものを売るということは、洋服であっても、雑貨やコーヒーであっても一緒だと思うんです。ファッションの手法、同じ視点でライフスタイルを考えていくことはできるのではないでしょうか」
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