【11月11日 AFP】フィリピンで猛威を振るった台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)が中国南部沿岸に近づき、11日までに住宅数百戸が損壊、少なくとも6人が死亡した。国営メディアが伝えた。

 中国南部海南(Hainan)省の地元紙によると、海南島で歩行者3人が落下してきた壁や看板に当たった。また、国営新華社(Xinhua)通信によると、近隣の広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)では1人が水死した他、貨物船が波にさらわれて乗組員2人が遺体で発見された。

 また、中国民政部によると、強風と豪雨により、住宅600戸近くが損壊し、51戸が倒壊、海南省では3万9000人が避難した。(c)AFP