【11月11日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2013)は10日、ロンドン(London)のO2アリーナ(O2 Arena)で準決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は7-5、6-3で第6シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を退け、決勝に進出した。

 ナダルは試合を支配し、古くからの宿敵フェデラーとの対戦成績を32戦中22勝に伸ばした。

 しかしナダルにとってこれまでとはひと味違う勝利だった。今回ナダルは、フェデラーとの5度目のインドアでの対戦にして初めて、勝ち星を挙げることに成功した。

 ナダルは2010年大会でこれまで唯一のツアー・ファイナル決勝進出を果たし、その試合でもフェデラーと顔を合わせたが、相手に優勝を許して準優勝に終わっている。

 一方、6度のツアー・ファイナル制覇を誇るフェデラーは昨年まで3年連続で決勝に進出し、2010年と2011年では優勝している。

 しかしナダルは今回、開始からわずか79分で試合を制し、第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との決勝に駒を進めた。

 これまで通算13度の四大大会(グランドスラム)優勝に加え、五輪金メダル獲得とデビス杯(Davis Cup)制覇を達成しているナダルは、今大会で優勝することができたら、その輝かしいキャリアの中で唯一獲得していなかったメジャータイトルであるツアー・ファイナルのトロフィーを初めて手中に収めることになる。

「自分のキャリアの中では恐らく最高なシーズンのひとつだった。(優勝できたら)その完璧な締めくくりになるだろう」とナダルは話した。

「とても特別なトーナメントだ。しかしこれまで負けてきたし、悪運につきまとわれた大会でもある。だから決勝に進出できてとても嬉しい」

 右膝のけがによる7か月の離脱を経て今年2月に復帰してから11か月で、ナダルは14度の決勝進出を果たし、全仏オープン(French Open 2013)、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2013)を含むツアー10大会で優勝する躍進を遂げた。

 その一方で、フェデラーはキャリア最悪ともいえるシーズンを過ごした。世界ランクでは7位にまで下がり、たった1度のツアー優勝しか果たせなかった上、2002年以降初めてグランドスラム決勝への出場を一度も決めることができなかった。(c)AFP/Steven GRIFFITHS