ベッテル、4連覇に水差す批判を一蹴
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【11月9日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Redbull)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は今季、弱冠26歳にして通算4度目のドライバーズチャンピオンに輝いた。まだキャリアのピークに達してもいなければ、その勢いが弱まる気配もないが、中にはベッテルの実力に懐疑的で、揚げ足を取る声もある。
ベッテルより多くのドライバーズタイトルを獲得しているのは、F1の歴代ドライバーの中でも、残すところミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏と故ファン・マヌエル・ファンジオ(Juan Manuel Fangio)氏だけとなっている。
しかし、通算3度の総合優勝を誇るジャッキー・スチュワート(Jackie Stewart)氏は、ベッテルが史上最強のドライバーのひとりであると認めていない。
スチュワート氏は、ベネトン・フォーミュラ (Benetton Formula)で2度の総合優勝を挙げた後、当時低迷していたフェラーリ(Ferrari)に移籍してドライバーズタイトルを5度勝ち取ったシューマッハ氏のように、ベッテルも逆境で自らを証明しなければいけないと主張する。
英ミルトン・キーンズ(Milton Keynes)にあるレッドブルのファクトリーを訪れたベッテルは、チームを移籍したら批判する人々を説得させることができるかという記者からの質問に対し、「どこに行っても僕への批判はつきまとうものだ」と語った。
「チームを移っても人々の考えを変えることはできないと思う。今はただ、自分の中で満足しなくてはいけない。そしてわれわれが達成したことについて、僕は満足している」
また、ベッテルがレースやタイトル争いで独占しているという人々の認識が、今回の4連覇に水を差したと同ドライバーは話す。
「『独占』と呼ぶ人もいるが、僕はその言葉は好きではない。勝つことがとても簡単なように聞こえるから。これまですべてのレースをひとつずつ見たら、われわれが多大なる努力をしてきたということがわかる」
「もしかしたらいい結果に終わるべきではなかった状況下でも、いい成績を残せた時があったかもしれない。もしかしたらエキサイティングさが欠けていたレースもあったかもしれない。だけど自分がやってきたことを振り返り、チームが注いできた努力を考えると、とても気持ちがいいものだ」
F1では勝利こそすべて。そして現在、ベッテルとレッドブルがF1における試金石となっている。これに追いつくことができるかどうかは、他チームや他ドライバーにかかっている。(c)AFP