【11月8日 AFP】米食品医薬品局(Food and Drug AdministrationFDA)は7日、マーガリンや冷凍ピザ、電子レンジで作るポップコーンなどの加工食品に含まれるトランス脂肪酸について、「食べるのは安全ではない」として使用を原則禁止する方針を示した。

 油脂の加工過程で生じる半硬化油のトランス脂肪酸は、動脈硬化のリスクを高めるとされている。FDAの規制は、より安全とされる不飽和脂肪酸の使用を食品加工業者に迫ることによって、心臓病の罹患者数を減らすのが狙いだ。

 ただ、禁止措置は直ちに施行されるわけではない。FDAは新規制決定前に60日間の意見聴取を行うほか、食品業界とも協議して新規制に沿った製法に移行するのに必要な猶予期間を設ける。(c)AFP/Kerry SHERIDAN