【11月6日 AFP】中国・山西(Shanxi)省太原(Taiyuan)市にある同省共産党委員会の建物前で6日、金属片などを詰めた爆発物が数回にわたって爆発し、1人が死亡、8人が負傷した。

 地元の警察当局はソーシャルメディア上の公式アカウントを通じて、山西省共産党委員会付近で小型の爆発装置を使った爆発が数回起きたことを明らかにした。現在、公安局が現場で徹底捜査を行っているという。

 同省当局によると、負傷した8人のうち1人は重傷で、7人は軽傷だった。また国営新華社(Xinhua)通信によると、現場には爆発物の中に詰められていたとみられるボールベアリング(金属片)が散乱していたという。


 中国中央テレビ(China Central TelevisionCCTV)によれば、爆発物のいくつかは党委員会の入り口前の花壇で爆発したという。

 中国では先月28日、北京(Beijing)の天安門(Tiananmen)広場に車両が突っ込んで炎上し、車内にいた3人と観光客2人の計5人が死亡する事件が発生したばかり。中国政府は、この車両炎上事件を「テロ攻撃」と断定している。山西省での爆発事件は、数日後に党中央委員会の重要な会議を控える中で起きた。(c)AFP