【11月5日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2013)は4日、ロンドン(London)のO2アリーナ(O2 Arena)で初日が行われ、大会第4シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)は6-7、6-3、7-5で第8シードのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)に勝利し、白星発進した。

 デルポトロは1日のパリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2013)準々決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に敗れた後ロンドンに向かう途中、パリの駅で盗難被害に遭った。

 パスポートとローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王に祝福されたロザリオなどを盗まれたデルポトロは、届けを出すために2時間も警察で費やした後、高速列車ユーロスター(Eurostar)に乗ってロンドンに向かった。

 しかしこのグループB初戦でガスケを2時間23分で退け、パリでの苦い体験も報われることとなった。

 ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)やフェデラーが同グループにいるデルポトロにとって、ガスケ戦での勝利は重要な白星となった。

「リシャールは信じられないくらいすごいバックハンドを持っている、いい選手だ。でも最終的には確かなプレーで勝つことができた」とデルポトロは語った。

「ノバクとロジャーに勝ちたいと願っているが、とても難しいとは思う。でも彼らに負けて失うものは何もないよ」

 デルポトロは今季、4度のツアー優勝を遂げている。また、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)ではあと少しで決勝進出というところまでいったが、準決勝でジョコビッチにフルセットで敗れ、ベスト4敗退となった。

 10月には楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2013)とスイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2013)で優勝した他、上海マスターズ(2013 Shanghai Rolex Masters)の準決勝ではラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を下しており、良好なコンディションで今大会に臨んでいる。

 一方のガスケは、その浮き沈みの激しいキャリアの中でも比較的好調なシーズンを過ごして世界ランク9位にまで浮上し、2007年以来のツアー・ファイナル出場を果たしている。

 世界ランク4位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)がけがで戦列を離れているため、ガスケは8人のトッププレーヤーが出場する今大会の出場枠を手に入れることができた。(c)AFP