【11月4日 AFP】ヒンズー教の光の祝祭「ディワリ(Diwali)」が3日、インドやパキスタンの各地で祝われた。

 ディワリは、ヴィシュヌ神の化身とされる英雄ラーマ王子(Lord Rama)が羅刹(ラークシャサ)の王ラーバナ(Ravana)を倒して故郷アヨディヤ(Ayodhya)に帰還したことをたたえる祭り。王子によって善が悪に勝利し闇の中にいた人々が光を取り戻したことを祝って、多くの明かりがともされる。

 一方、この日はシーク教徒にとっても「Bandi Chhor Divas」という大切な祭日。ムガル帝国(Mughal Empire)の皇帝ジャハーンギール(Jahangir)によってグワリオル(Gwalior)の要塞に囚われていた第6代指導者グル・ハルゴービンド(Guru Hargobind Ji)が、52人の政治犯とともに解放されたことを記念し、やはり光をともして祝う。(c)AFP