【10月31日 AFP】2014年のソチ冬季五輪開幕まで100日となった30日、開催地となるロシア黒海沿岸の保養地ソチ(Sochi)でカウントダウン開始を祝う式典が行われた。

 式典には国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長も出席し、ロシアで制定された「同性愛プロパガンダ」禁止法をめぐって論議が拡大している中でも「忘れられない」大会にすると約束した。

「100日」前イベントの目玉として、主催者からは大会スタッフ、ボランティアが着用する制服がお披露目され、複数の都市に設置されたカウントダウンを示す時計の周りで盛り上がる人々の姿がテレビで放映された。

 ロシアの中央銀行は、同国で最もよく使われている100ルーブル紙幣の「五輪」札を初公開し、絵柄はスノーボーダーが五輪公園(Olympic Park)の上空を飛んで黒海沿岸に向かっているイメージとなっている。

 また、五輪公園では100人によって「100」という人間文字を作られ、上空から撮影するテレビカメラに向かって人々が飛び跳ね、手を振る様子が国営テレビで放映された。(c)AFP/Maria ANTONOVA